Vol.03
西粟倉ローカルベンチャーインキュベーションセンターamoca(アモカ)

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Vol.03
amoca(アモカ)のコワーキングサブスクチケット

「西粟倉ローカルベンチャーインキュベーションセンターamoca(アモカ)」
森の中の秘密基地
その人の色がそのままに心地いい働き過ごす場所に

西粟倉村のローカルベンチャーの歴史

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西粟倉村は2004年に合併しないことを決断してから、村を支えていくために外部人材を呼び込むことに力を入れてきました。
2008年には「百年の森林(もり)構想」を打ち立て、森林にまつわる事業や人材発掘、育成に力を入れてきました。

「好きなことだから継続していける、継続していくからこそ本物になる、本物になるから生き残っていける」
合併しないと決断した当時の道上村長が言われていた言葉です。

この考え方は地域全体に広まり、こういう好きと覚悟を携えて挑戦する人を更に呼び込んでいく取り組みとして2015 年にローカルベンチャースクールが始まりました。
スクールも含め様々なローカルベンチャーの取り組みがあったことで、現在では40社ほどの様々な事業を行う起業家が集っています。
こうして起業家の集積地となりつつある西粟倉村ですが、一方で実は起業家の方々が活動する場所が不足する事態になっていました。

この問題を解決するために、新たな活動場所としてamocaが生まれることになりました。

amocaとは

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amocaの場所は、あわくら温泉駅で下車し、徒歩5分ほどの場所に位置しています。 西粟倉のメイン道となる373号線沿いに建てられた看板を目印に少し急な坂を上り切ると、ぽっかりと現れる白と黒の建物、そして緩やかなアプローチが見えます。

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左:星さん、右:森田さん

そして建物前で、amocaを管理運営するエーゼロ株式会社建築不動産室の星さんと、森田さんが出迎えてくれました。 星さんがamocaのリーダー、森田さんは星さんの上司の方です。

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まずお二人にamocaをご案内いただきました。

建物は2つ。 1つは昔は民芸館だった建物を改装してコワーキングスペースをメインとした通称「黒棟」。もう1つは真っ白な近代的な直線的なフォルムをした建物で、ここは主に事務所等の活用をイメージしテナント貸しをする通称「白棟」です。

nimogieで販売するのはコワーキングスペースのサブスクチケットですが、白棟も少しのぞかせていただきました。

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photo yohei sasakura

白棟に入ると、木をふんだんに使った内装は外観とはまったく違う印象です。 a〜eの5部屋あり、それぞれ広さが大小ありそれに合わせてテナント料が変動しています(1ヶ月44,000円〜)。 ここは是非コワーキングスペースを使う中で、事業が大きくなったり、村に居る時間が増えたりした時など、白棟に事務所を構えてくださいね。

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そしてコワーキングスペースのある黒棟。

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photo yohei sasakura

ここがこのチケットを使えるメインの場所となります。 ここは大きな4台の机が置かれ、窓際にはカウンター席もあります。 基本土足利用の場所ですが、施設の奥には靴を脱いで利用する小上がりの場所もあります。 一人で集中したい時、誰かと作業したい時、ゆったりとしながらアイデアをふくらませる時。 様々な働くスタイルに対応する場所となっています。

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そして特徴的なのが大きなキッチンスペース。 大人数でのイベントも可能な4口のコンロや広いシンクがあります。

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「働くには、食べることも大事だと思っています。食と人がつながる場所にもなると感じ、とても楽しみです」 と森田さん。
ここを使う人同士が一緒に料理をしたり、村の食材を使った食事を味わうような光景も目に浮かびます。

amocaの個性

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ここからは星さんにamocaについてのこれまでを伺いました。
まず星さんのご紹介です。 星さんは新卒で今年4月にエーゼロに就職、そして西粟倉に移住してきました。 最初の仕事は、amocaの外構設計を担当。既に建物は完成していた段階で参画した星さんはどうしたらいいかわからず、それでも必死にやらなければいけないことに食らいつくような日々だったそうです。

そんな中、外構設計が済み6月から工事が始まります。 この頃、星さんのamocaへの向き合い方が変わる出来事がありました。 まずは外構工事をされていた業者さんの熱心さと丁寧な仕事に触れたこと。

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「こうするといいんじゃないかと、施設が良くなるためにどうしたらいいかを一緒に考えていただきました。アプローチの角につまづかないように丸くしようと提案してもらい、丸くしました。 その形になっていく様子が嬉しく、はっと気づいたらamocaのことで頭がいっぱいになっている自分が居ました」

もうひとつ大きな出来事だったのは、amocaの指定管理をエーゼロが受けることになり、星さんは外構だけでなく施設全体のプロモーションのリーダーとなりました。

プロモーションの最初の大事な仕事はamocaという場所がどういう施設であるかを改めて言語化し、見せ方を決め表現することです。 検討も重ね、「森の中の基地」という言葉や、多様な人達が集まることをロゴに込めたいことも決めました。

「最初のロゴマークは今の白黒緑の配色ではなくグレースケールでした。その意図は、amocaを利用する人たちが主人公として輝く為にamocaは黒子であるというものでした。」

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でもパンフレット作成のために施設を撮影した写真を見たデザイナーの方から 「amocaで見えるのは白黒緑の景色で、森の中の基地というコンセプトにぴったりだと思う。ロゴのカラー変更もしていいんじゃない?」 と、今のロゴマークの色合いが提案されたそうです。

星さんは他のコワーキング施設を研究する中で、 コワーキングスペースとは都会的で調和の取れた空間であり、amocaでもそれを求められていると感じていました。 しかし、他の施設を調べれば調べるほど、他の施設とamocaとの違いが目立ち、それはネガティブなことに感じていました。 それではいけないと思いながらも、悩む日々も続きました。 グレースケールは身を潜めるかのような色だったのかもしれません。

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「しかし、白黒緑のロゴの案が出てきた時、そのネガティブに思えていた違いは、ポジティブな「個性」に変わりました。 そうしたら一気に愛着が湧いてきて、amocaにはamocaらしさがあって、白黒緑のここにある風景や色はこのままで良い。 ここに来る人もその人らしく、その人のままで、過ごしたいように過ごして欲しいと思いました。 amocaはおおらかな場所で在りたいです。」

そう気づいた星さんは西粟倉村全体に視野も広がっていきました。

西粟倉村には面白いことやものが常に生まれ築かれています。 目的地はamocaだけでなく、西粟倉にある様々な場所や、人に興味があるから来た人が働いたりリラックスして過ごして欲しいそうです。 これまで事例として見ていた施設はそのひとつの施設だけで完結する魅力でしたが、 amocaはもっとスケールが大きく、amocaも含めての村全体で魅力を膨らませてそれを伝えていきたいということでした。

photo yohei sasakura

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最後に焚き火台を案内していただきました。この焚き火台はこだわって制作されたもので、amocaのシンボリックな存在です。

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この焚き火台を囲んで仲間と深く話し合う時間や、自分を知る時間、ひらめく時間、落ち着く時間、人と人の間に火を挟むことでいつもより穏やかに相手と向き合う時間…

焚き火が様々な人と人、または自分自身を繋ぎ、事業の種火に薪を焚べるようにここから新たな事業が生まれていければと、それを楽しみにされている星さんと森田さんでした。

今年いっぱいはオープン記念として、利用が無料となっています。 多くの人に活用して欲しい、そしていろいろな意見をもらいながらより良くしていきたいという思いからの無料期間です。 是非一度訪れてみてください。 そして気に入った方は是非サブスクリプションサービスのご利用もしてください。

注意 nimogieで販売するamocaのチケットは西粟倉アプリ村民票に登録いただいている方に限定させていただきます。 お手数ですが、コチラ をご確認のうえ、登録と購入をお願いします。

amocaができるまで
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西粟倉村ローカルベンチャーインキュベーションセンターamocaは、
「温めた思いを現実に変えていく、さまざまな個性が共存する森の中の基地」です

西粟倉村の森からは、様々な商品やサービスが生み出されているのですが、そのすべては「植林」から始まっています。子や孫のために、50〜60年前ぐらいに木を植えた人がたくさんいたのです。

その想いを受け継ぎ、森や木を大切にして未来に引き継いでいくことを目指しているのが西粟倉村の「百年の森林構想」です。

植林された木が育ち丸太が収穫されるまでの間、下刈り、除伐、枝打ちなど、無数の人手がかかっています。

amocaはそもそも森の中の基地。大事な育てられた森に囲まれた気持ちのいい空間になっています。

amocaの建物について説明しましょう。amoca黒棟は、1984年に建設された民芸館をリノベーションしてできました。構造材や外装などはそのまま民芸館時代のものを引継ぎ、その上で断熱工事などが施されて快適でモダンなコワーキングスペースとして生まれ変わりました。

amoca白棟は、全5室のオフィスからなる新築の建物です。百年の森林構想を進める中で伐採された木材が構造材として使われ、構造及び内装でたくさんの合板が使われていますが、これらの合板も西粟倉村産の原木から製造されたものになっています。オフィスに入居される人もしくは企業が、手をかけて完成させていく前提で、各オフィスルームはスケルトンに近い仕上げとなっています。余白があるからこそ手を入れていく楽しみがありそうです。

amoca黒棟と白棟の共有スペースには、村の木で村の会社が作った家具たちがたくさん置かれています。木工房ようびのホタルスツール、木の里工房木薫のロッカー、西粟倉・森の学校のテーブル、kodamaが作ったテーブルとイスのセットなどです。

amocaの駐車場から建物に行く途中に、芝生の庭があります。そして、そこにはamocaのシンボルである焚火台がおかれています。願いと願いが重なりあうことで心に火がつき、大きくなっていくことで、新しいビジネスが生まれていきます。焚火を囲みながら語り合うことを通じて、心の焚火が育ち、ビジネスが新しく生まれていく。amocaをそんな場所にしていきたいという願いを込めて設置された焚火台です。

記事で紹介したチケットは以下から購入いただけます。